アダルトチルドレンって、認めたら終わりじゃなかった。『アダルトチルドレンの教科書』

はじめましての方も、そうでない方もご機嫌いかが?
まき子です。

今日は、わたしの凝り固まった何かを、そっとほどいてくれた一冊のお話をさせてください。

横道誠さんの『アダルトチルドレンの教科書』という本です。

スポンサーリンク

認めたくなかった、ずっと

アダルトチルドレン、毒親、親ガチャ失敗。
そういう言葉、聞いたことのある人は多いと思います。

わたし自身も、たぶんずっとそうだったんです。
でも、認めたくなかった。

「アダルトチルドレンだ」と自分で認めてしまったら、そこで思考が止まってしまう気がしていたし、「自分の親が、自分にひどいことをするわけがない」って、信じていたかった。

だから、学ぶこと自体を、ずっと避けてきました。

🍙

「もう大丈夫だよ」って自分が言うまで

でも、感じきるということを通して、自分と少しずつ仲良くなっていくうちに、「アダルトチルドレンについて、そろそろ勉強しても大丈夫だよ」って、自分の中の誰かがそう言ってくれる瞬間がきたんです。

図書館でこの本に出会ったのは、ちょうどそのタイミングでした。

心理学的な視点と、医療的な視点の両方から、アダルトチルドレンとは何かを教えてくれて、どうやって回復していくのかまで、自助グループの具体例つきで書かれている。

とてもわかりやすい一冊でした。

🍙

医療という言葉に、安心してしまうわたし

特にグッときたのは、PTSDやトラウマの話から、アダルトチルドレンに触れていくところ。

わたしはどちらかというと、トラウマケアが好きなんです。
体からアプローチしていく方法が、自分にすごく合っている気がしていて。

しかもそれが、医療的な観点から書かれている。
医療というのは、ほとんどの人に共通する知識でできている、と思っているので、
「医療」と聞くと、ついつい「間違いない」と信じてしまうタイプなんですよね、わたし。

だから神経にアプローチしていく回復方法が紹介されているのを読みながら、
「だよね、だよね」って、うんうん頷きながらページをめくっていました。

🍙

うさんくさいと思っていた自助グループが、実は

わたしの中で、自助グループってずっとハードルが高かったんです。
専門家がいない集まりって、なんとなくうさんくさい、と思っていました。

でもこの本を読んで、その感覚が少しほどけました。

知識には、体験的知識と専門的知識という、2つの種類があるんだそうです。
自助グループが大切にしているのは、体験的知識の方。

理論や科学ではなく、実践的なこと。
体系立てて蓄積するのではなく、今ここでの行動を重視すること。

その知識を持っている人のことを、経験専門家と呼ぶ、と書いてあって。

わたしは、専門的知識をぎゅっと握りしめて生きてきたタイプでした。
記憶力がない自分を、ずっと責めていました。

でも、違ったんです。

わたしは、経験専門家だったんです。

🍙

おわりに

知識の専門家になれない自分に、すねていたことに気づいたとき、
なんだかふっと、肩の力が抜けました。

もしあなたが今、「自分はアダルトチルドレンかもしれない」と思っていたり、
自分の育ってきた環境について、モヤモヤを抱えていたりするなら。

この本は、そっと隣に座って、順番に説明してくれるような一冊です。

鹿児島より愛をこめて
まき子

スポンサーリンク
スポンサーリンク