「とても敏感な人」
「とても繊細な人」
と表現されることの多い、「HSP」。
最近よく耳にしませんか?
「もしかしたらわたしもHSPかも?」
「この生きづらさの原因はHSPだから?」
そう感じている方もいらっしゃるのでは・・・?
そこで今回は「HSS型HSP」であるわたしが、実際に感じていた生きづらさと、見直しについてお届けします。
まき子の失敗談
HSPという単語を知ったのは、新婚旅行先のフランスでした。
くわしくは下記の日記をご覧ください↓↓↓
・社内いじめ
・旦那への不信感
・新婚旅行を楽しめない自分への失望
が積み重なり、
・すべての音が気になる
・目に入る光が気になる
・とにかく涙が出る
・感動できない
という現象がおきました。
そんなとき、たまたまTwitterで「HSP」という単語に出会い、それから食い入るようにフランスでHSPについて検索したことを覚えています。
HSPのWEB診断でも案の定、HSPにあてはまり、
帰国後はHSPに関連する本を10冊ほど買いそろえ、
「HSPカウンセラー」の資格までとっちゃいました(;’∀’)
ず~っと、
「この世の中はなんだか生きづらい」
と感じていたのですが、
「HSP」というカテゴリーが存在するということを知り、
「自分の居場所」がみつかった気がしたんです。
そして同じ「HSP」の方と実際にお会いできたことで、「自分は一人じゃない」「同じ悩みを抱えている人がいる」「仲間がいる」という「安心感」を手に入れることができたのでした。
HSPは病気ではない
「HSP」を学ぶ上で、一番最初に理解していただきたいこと、
それは「HSPは病気でない」ということです。
「HSP」とは心理学博士号を持つアメリカの作家エレイン・アーロンさんが提唱した概念。
ハイリー・センシティブ・パーソン(Highly sensitive person)の略です。
アーロンさんは「HSP」を「生まれつき感度が高く、刺激に敏感で、周りからの刺激を過度に受け取ってしまう人」と定義しています。
つまり、ただの「気質」「性質」「特徴」なんです。
なので専門の医師がいたり、治す薬や治療法があるものではありません。
いかに自分の「気質」と向き合い、付き合っていくかが、生きづらさを改善するポイントとなります。
HSPのチェック方法
以上をふまえた上で、自分がHSPかどうかを調べるにはネット上の診断サイトを使ってみてください。
HSPには3つの型がある
ご自分が「HSP」かどうかわかったでしょうか?
ですが実は「HSP」には3つの種類が存在しているのです。
先ほどの診断サイトだけでは「HSPかどうか」しか分かりません。
仮に「HSPじゃなかった」としても、これからご紹介するチェックリストに該当する場合もあります。
「HSP」のなかには「刺激追求型」のHSPも存在するのです。
それが「HSS」、High Sensation Seeking。
つまりHSPには
- HSPで非HSSタイプ
- HSSで非HSPタイプ
- HSPでもありHSSでもあるタイプ
という3つのタイプが存在しているのです。
HSSかどうかを調べるには下記のサイトをご利用ください↓↓↓
前項の「HSP診断サイト」で「HSP」であり、
上記の「HSS診断サイト」で「HSS」だった場合、
「HSS型HSP」となります。
わたしはHSPでもありHSSでもある「HSS型HSP」です!
HSS型HSPの特徴
では、わたしも該当する「HSS型HSP」はどんな人なのかというと、「刺激を求めるHSSと刺激に敏感なHSPの性質を両方持っている人」。
なんか面倒くさそうな性質ですよね(笑)
生きづらそうなニオイがプンプンします!
HSPは人口の約20%いるらしいのですが、なんとHSS型HSPはその中の人口の約6%しかいないそうなのです。これは、なかなか他者に「共感」してもらえない=生きづらいと感じてしまってもおかしくない数値ですよね。
わたしの場合でいうと
・新しいことが好き
・新しい人に出会うことが好き
・知らない場所が好き
・知らない知識が好き
・でもすぐ飽きる
・すぐ疲れる
・特に人間関係は神経を使う
という「刺激を求めるくせに繊細・敏感」。
「HSPカウンセラー」の講座では「ブレーキとアクセルを一緒に踏んでいる状態」と言われました。しんどそうだし、結果止まってないか!?
HSPの生きづらさを見直そう
HSPの方が「生きづらいな」と感じるのは
「自分は他の人と違う気がする」
「自分の考えが間違っている気がする」
「自分と思ったように他者が思ってくれない」
という「自分と他者とのズレ」が大きいように感じます。
わたしも「みんなは朝から晩まで遊んでいても元気なのに、わたしはすぐ疲れちゃうのは何故なんだろう」とか「こんなにうるさい場所でみんなはよく平気でいられるな、わたしが我慢すればいいのかな」なんて思うことがしばしばありました。
さきほども述べたとおり、「HSPは人口の約20%しかいない」のですから、「他者と違っていて当たり前」なんです。
本当は人間は育った環境も遺伝子も違うのだから、みんな違っていて当たり前なんですが、どうしても「自分と違う人」を排除したがったり、間違っていると思いこんでしまいがち。
そんな世の中で、「繊細で敏感なHSP」は「排除される側」「否定される側」にどうしてもなってしまいがちなんでしょう。それがHSPの生きづらさの正体だと思うんです。
なので、「生きづらいな」と思ったら、
・世の中にはHSPの人も、HSPでない人もいる
・HSPの中でも自分と違う人もいる
・HSPの中には自分と似た人もいる
という世の中の大前提を思い出してほしいと、わたしは思います。
そして、
- 自分は一人じゃない
- 自分を理解してくれる人が世の中には必ずいる
ということを思い出してほしいです。
きっと、この「安心感」があなたの生きづらさを軽くしてくれることでしょう。
まとめ
- HSPとは「とても繊細で敏感な人」という概念
- HSPは病気ではない
- HSPには3つのタイプがある
- HSPを受け入れ、向き合い、居場所を見つけることで生きづらさは軽くできる
個人的にHSPの方は「とても優しい」人が多いように感じます。それだけでも世の中に必要とされる人材。けっしてご自分を否定せず、堂々と生きていきましょう!そしてお友達になりましょう(笑)