生まれてくる赤ちゃんは
できたら優しい子がいいな
賢い子だといいな
そう思いませんか?
わたしはそう思います(^-^;
でも厳しく育てるつもりはないし、ありのままの個性も受け入れたいし・・・
ということで、「本」から子どもに学ばさせるのはいかがでしょうか?
とっておきの児童文学をご紹介します。
児童文学とは?
児童文学とはWikipediaによると
児童文学は、0歳から10代、概ね12歳頃までのプレティーンの読み手や聞き手を対象にした文学作品およびジャンルであるが、ティーンエイジャーまでを範疇に含む場合もある。イラストレーションが添えられている場合が多い。
児童文学 - Wikipedia
絵本や小説もふくまれ、「ハリーポッター」や「魔女の宅急便」も児童文学になります。
子どもでも、わかりやすくおもしろく読むことができ、メッセージ性のある作品が多いことが特徴です。
おすすめ児童文学「地獄堂霊界通信」
そんな数ある児童文学のなかでも、わたしがとくにおすすめしたい作品が「地獄道霊界通信」シリーズです。
わたしが小学生のころに読んでいた小説で、作者は香月日輪先生。
てつし・リョーチン・椎名のワルガキ三人組が薬屋“地獄堂”の謎のおやじから“力”をもらって、町の怪異に次々と遭遇し、事件を通して成長してゆくホラー・ファンタジーです。
おすすめ児童文学「地獄堂霊界通信」のおもしろさ
とにかく、ワクワクします!
妖怪や魔法に興味のある子どもだったら絶対におもしろいと感じるはず。
主人公たちにはそれぞれ得意・不得意があって、能力も様々。
3人の力を合わせて、町の怪異と戦うのです!
「なうまくさまんだばざらだんかん」は大人になった今でも覚えている呪文です
ホラーなのでちょっぴり怖い描写もあるけれど、「本当に怖いのは実は人間」といった奥深い話が多く、「友情」「正義」「倫理」「道徳」「矛盾」「大人とは」「優しさ」「死」・・・など「生きる上で必要な考え方」を物語をとおして学ぶことができます。ときには感動して涙することも。
登場人物もみんな個性的で、きっとお気に入りのキャラクターがみつかるはず。
作者がアニメや漫画が大好きなだけあって、美少年やイケメン、「変身すると美形」なんてオイシイ設定のキャラもたくさん出てきます(笑)
出版社によって挿絵が違いますが、わたしはポプラ社の前嶋昭人先生バージョンが一番好きです。
おすすめ児童文学「香月日輪作品」
残念ながら作者の香月日輪先生は亡くなられたため、新しい作品を読むことはできません。
ですが、香月日輪先生が今までに書かれた児童文学はどれもおもしろいものばかり。
「地獄堂霊界通信」は主人公が小学生ですが、
「妖怪アパートの幽雅な日常」は主人公が高校生で、
ティーンエイジャーでも楽しむことができます。
人間と幽霊が同じアパートに暮らしながら、高校生が将来や現在に悩みつつも成長していく作品になっています。
また、香月日輪先生自身をもっと知りたい!と思ったら、
「香月流!幽雅な相談室」という質問集も出版されています。
その質問集の中でも、心にグッとくるお話があったのでご紹介します。
質問;嫌なことがあったりしたとき、どんなことをしていますか?
回答;嫌なことがあっても、落ちこんだりするヒマがなかった。私にはやりたいこと、やらなきゃならないことが山のようにある。(香月日輪著「香月流!幽雅な相談室」)
質問;自分の言いたいことを書いて、それが「説教くさい」とか「重い」と言われずに読者に伝わる秘訣って何だと思いますか?
回答;説教とは、個人の「受け取り方次第」なのだ。その言葉が嫌なら、それはその者にとって「説教」になる、というだけの話。私としては説教くさいことを書いているつもりは全然ない・・・勝手に不愉快になっているなんて・・・・・・損な人だなあ、と思う。素直に感動している人の方が、100倍幸せである。人生は、そうあるべき。(香月日輪著「香月流!幽雅な相談室」)
香月日輪先生はいつだって、自分の「好きなもの」でできていて、
「まっとうに生きる」「世界を閉じない」「等身大である」ことを伝えようとしていたのです。
大人の自分も、大切にしたい考え方だなと思います!
まとめ
- 子どもにさりげなく学ばせるには「児童文学」がおすすめ
- とくに「地獄堂霊界通信」シリーズがおすすめ
- 香月日輪先生の作品は大人も子どもも楽しめます
また読みたくなっちゃった!大人になっても新しい発見をくれる香月日輪作品に感謝です!