どうして、この世はこんなに生きづらいのでしょう?
どうして、この世はこんなに働きづらいのでしょう?
それは時代が変化しているから。
それは世代が変化しているから。
2017年に出版された「モチベーション革命」が3年経ってもいまだに高評価を得続けているのは、現在にも通用する「生きづらさ」「働きづらさ」の答えを教えてくれるからなのでしょう。
今回は、執筆家・IT批評家である尾原和啓さんが書いた本、「モチベーション革命」をご紹介します。
まき子の失敗談
この本を読んだとき、
自分は「乾けない世代」に生まれた「乾いている世代」の価値観をもった人間なんだ
と気がつきました。
時代は「乾けない世代」を中心に変わってきているのに、
自分の価値観は「乾いている世代」のまま停滞している。
だから、この世はこんなに生きづらい
だから、この世はこんなに働きづらい
では、わたしはこの先どうして生きていけばいいのでしょうか?
その答えを尾原和啓さんが書いた本「モチベーション革命」から学んでいきます。
モチベーション革命の「乾けない世代」とは
「乾けない世代」「乾いている世代」とはいったい何なのか。
本の中では具体的な年齢が明記されていませんでしたが、こちらの記事では年齢が明記されていました。
2017年の時点で36歳以下の世代を「乾けない世代」と定義しています。
わたしも年齢では「乾けない世代」に当てはまります!
では「乾けない世代」とはどんな世代なのでしょうか?
経済成長もゆるやかに停滞し、ものが溢れる社会に生まれたので往々にして「欲しいものがない」人たち
(尾原和啓著「「モチベーション革命」」)
逆に上の世代は「乾いている世代」といって、
済成長の真っ只中、大量生産・大量消費が良しとされた時代に生まれ育ちました。常に何かに枯渇していた「欲しいものがある」人たち
(尾原和啓著「「モチベーション革命」」)
本の中では
アメリカ人心理学者のマーティン・セリグマンが唱えたように、人間の欲望というのは、「達成・快楽・意味合い・良好な人間関係・没頭」の5つからなります。
団塊世代以前は前の2つ、「達成」「快楽」を強く欲しました。
汗水垂らして頑張って、高い目標を達成する。そして、そのごほうびとして、美味しい料理を食べ、ワインを飲み、きれいな女性と一夜を共にするなどの「身体的・心理的・社会的な快楽」を味わうことが幸福のカタチでした。
しかし「乾けない世代」は、うしろの3つ、「意味合い」「良好な人間関係」「没頭」を重視します。
「自分が頑張る意味が持てるもの」に「自分が好きな人たち」と「とことんハマる」ことを重要視する。
(尾原和啓著「「モチベーション革命」」)
と書かれていました。
モチベーション革命「乾いている世代」でもあり「乾けない世代」でもある人間は現代をどう生きる?
「乾いている世代」では、自己成長と社会貢献がつながっていて、
わたしもそうだと信じて成長し、働いてきました。
けれど現代は、すでに社会がつくられていて、わたしのようなちっぽけな存在が社会貢献しようとしても意味がないのです。
さらに「乾いている世代」ではコンプレックスをバネにして努力することが美徳とされていましたが、「乾けない世代」ではすでに与えられた状態で生きているので「達成」することに心を動かされないそうです。
つまり、
わたしは「頑張れば社会貢献になる・他人のため、自分のためになる」と思って生きてきていましたが、
「頑張っても社会貢献にはならないし、他人はそんなことに興味をもっていない・価値を感じていない」という現実だったのです。
わたしが生きづらい・働きづらいと感じる正体は
「現実を理解していなかった」ことが原因だったのです。
「乾いている世代」でもあり「乾けない世代」でもある人間は
・時代は変わってしまった
・人間の考え方・価値観も変わってしまった
という現実を受け止め、
・新しい世代を理解する
ことからはじめなければなりません。
自分の考えや価値観が絶対!というかたくなな気持ちは捨てましょう。
もちろん、自分が間違っていると悲観的になる必要もありません。
自分を守るために、
柔軟に時代の変化を受け入れていくのです。
モチベーション革命「乾けない世代」のモチベーションとは?
それでは新しい時代・現代の中心世代、「乾けない世代」を理解していきましょう。
本の中に書いてあった特徴をピックアップしました。
- 「良好な人間関係」「意味合い」「没頭」に幸せを感じる
- 自分のやっている仕事が、自分の大切な人のためになっていると実感できることが幸せと感じる
- 戦う相手は自分自身である
- 楽しみをお金に換えていくことができる
そして、そんな「乾けない世代」が生きる現代の「仕事」の特徴は
- 相手の潜在的な欲求を見つけ出して、体験をプロデュースするのが現代の仕事
- 「ライフ」と「ワーク」が別々に独立していた時代は終わりつつある
- 自分にとって得意なことで、いかに相手にとって「有ることが難しいこと」を探し当て続けるかが、これからの仕事で大事
- AI・人工知能に代替不可能なものは「嗜好性」、「偏愛」である
- 「コツコツとやること」を可視化して、共感・応援されることをうまく使う時代
- 既存のモノに「新しい意味」を提供し、「今あるものが全く違う魅力あるものになる」ビジネスが現代
- 「新しい意味」をもたらすものは「人との違い・ズレ・歪み・自分だけの好き」なので、確固たる強度な歪みに成長させてから、他者にアウトプットしよう
と書かれていました。
頭ではわかっているけれど、実行するのはまだまだ難しそう・・・(;’∀’)
でも、「自分は他人と違う」「自分はおかしいのかな?変となのかな?」と感じていたことが「強み」になるのは嬉しいですね!!
まとめ
- 現代が生きづらい・働きづらいと感じるのは「世代」が変化したから
- 世の中には「乾けない世代」と「乾いている世代」の2つが存在する
- 現代は「乾けない世代」なので、現実を受け入れることからはじめよう!
時代遅れな自分とオサラバして、新しい自分に革命をおこすぞ!!そして毎日たのしく生きていくんだ~!